2014年6月30日月曜日

先日のアニクラに対するツイートへの更訂

1週間くらい前、Twitterに最近のアニクラについて下記のツイートをしたら、予想の100倍くらい反応があって困惑した。
(念のため書くとアニクラはアニソンクラブイベントの略称です)



最初に謝罪します。140文字で自分の意見を伝えきろうとした自分がバカでした。ごめんなさい。
自分のTwitterタイムラインを見て感じたことだったので、RTで拡散されたことでこういう考えに至った要因が説明不足だったし、不特定多数に140文字で公開する意見じゃなかったなと思った。意図を読み取れない人や、揚げ足取りみたいなのも多かったし。

そもそもこのツイートをするに至ったきっかけは、ここ1ヶ月でタイムラインに回ってきたアニクラ画像が要因だった。具体的に言うとふんどしをした女性や、包帯みたいなのをほぼ裸に巻いて金を挟んだそうめんのコスプレという女性フロアにキンブレをたててフェラする水着女性などの画像が、RTで回ってきたのを見たのが一番の要因でした。

イベントが盛り上がることはもちろん良いことだし、好きなアニソンが流れて騒ぐのは当然のことだと思う。けれど、最近見かけたそれらのアニクラ写真は、アニメというバックボーンのもとに集まることが全く関係ないように見えてしまい、どうしても許容できなかった。真剣にそのキャラが好きでコスプレしている人や、コスプレを楽しんでいる人たちが、一緒くたに見られるのもどうなのと思ったし。
自分がその現場にいた訳ではないので「現場にいないやつが批判するな」という意見もあると思うが、外に向けてアニクラとして発信している以上、外からの見え方はとても重要になってくる。上記した画像を見て「アニメが好きだから自分も行こう」とはならないし「露出高い女がいるから行こう」となるはずだ。
ちなみに包み隠さず言うと、僕はアニクラでアニメやそのキャラクター性は関係なく、とにかく脱いだり性的な行為で注目を集めようとする人が凄まじく嫌いです。今回は極端に個人的趣向が入っているブログ内容だと書いておきます。

去年「秋葉系DJってなんだろう」という記事でもアニクラについて色々書いたが、アニクラは近年急激にユーザーもイベント数も増えていて、200人規模のイベントは当たり前のように毎週どこかで開催されるまでになってきている。人が増えていけば、様々な方向性のイベントが生まれて、こういったすれ違いが生じてくるものだし、ダンスミュージックのクラブシーンでも何度も目にしてきた事例だ。
けれど、昨今のダンスミュージックのクラブと違い、アニクラシーンを知らない人はまだまだ多いし、その人たちからの認識は「クラブシーンの中でアニソンというジャンルのイベント」というレベルだし、アニクラシーン内でのそれぞれの住み分けは把握できていない段階だと思う。

フェティッシュ系やジェンダー系のイベントはこれまでもTorture GardenやガールズオンリーのGold Fingerなどを筆頭に様々あったし、良いイベントもたくさんあり、一概に性的だからと否定するつもりも一切ない。ただ、そういったイベントはどういう趣旨なのかの情報を事前にきちんと提示していたし、自分たちのコミュニティを守る動き方をちゃんとしていたからこそ成り立っていたと思っている。
「なんでもいいから拡散されること」が最重要になってしまっていては、内部的には趣旨を理解して楽しんでいるつもりでも、外からは全く趣旨が見えず「こういう女がたくさんいるし、ナンパ自由らしいからアニクラ行こうぜ」という目当ての客が増えていくのは当然のことだと思う。別に、クラブでナンパするなとか、性的なことするなとは微塵も思ってはいない。クラブ内でコミュニケーションが生まれ、ナンパが起きるのは当たり前のこと。ただし、それを大々的に表に宣伝していくことはアニクラの趣旨と違うと感じただけだ。

今回のブログは、僕の趣味趣向もかなり入っていると思うし、これに対して「いや、アニクラはそういうエロいのも含めて自由なんだから!」とか「こういう方向でアニクラは発展していくんだから黙ってろ」という意見が多いのであれば、自分のアニクラに対する認識が間違ってたんだなと思うし、勝手に今のアニクラに対して意見してすいませんと引き下がります。
ただ希望を言えば、アニソン・アニメが好きで、みんなでその音楽やストーリーやキャラクターやアニメへの思いを共有できるのが、僕が思うアニクラの一番の楽しさだと思うので、それがちゃんと拡散されていく形で、これからもシーンが大きくなっていってくれたらなと願います。

誤解しないでほしいが、それを体現している良いアニクライベントはたくさんあるし、むしろそっちのほうが多数を占めている。SNSの特性上、前者の内容のほうが拡散されやすいというだけで、アニクラ全体がそうなっているとは間違っても思わないで欲しいです。
今回のブログは以上、先日のアニクラに対するツイートへの更訂。